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シャープペンシルの歴史

Posted on 10月 19th, 2010 in 筆記具 by 店長

日頃、当たり前のように使っているシャープペンシルですが、その歴史について書いてみます。辞書でシャープペンシルを調べてみると、芯をバネ仕掛けで繰り出して用いる鉛筆を改良した筆記具、英語では、「mechanical pencil」や「propelling pencil」と呼ばれる、と記されています。シャープペンシルは、1822年に、イギリスのホーキンスとモーダンによって考え出され、この、時はまだ、ネジのついたシンぼうを回して芯を押し出すタイプのものでした。しかし、実のところ、この製品が生産され、人々に使われたかどうかはわかっていません。その後、1838年にアメリカの キーランが「Eversharp Pencil(エバーシャープペンシル:常に尖った鉛筆」という名前のシャープペンシルを発表。これがシャープペンシルが実用的な筆記用具として使われるはじまりだったようで す。

日本には1877年に輸入され、当初は「繰出鉛筆」と呼ばれていました。
早川金属工業株式会社(現在、大手家電メーカー シャープ株式会社)の創始者である早川徳次が、1915年、実用に耐えられるようニッケル製の繰出鉛筆を発明し、「早川式繰出鉛筆」の名で特許を取得しています。翌年、芯を細く改良された早川式繰出鉛筆は、「Ever ready sharp pencil(エバーレディシャープペンシル:常備されている尖った鉛筆)」の名で発売されました。


プラチナ万年筆から復元された早川式繰出鉛筆

ここでわかることですがシャープペンシルの名は、アメリカの「エバーシャープペンシル」に由来しているということです。現在の『シャープ株式会社』の名は、「シャープペンシル」から取られたものなんですね。

1960年に国内メーカーが初のノック式(現在最も多いかたちです)を発売し、1962年にシンの太さが0.5mmのタイプを発売するとシャープペンシルは人々に広く使われるようになっていきました。0.5mmのシンは、画数の多い漢字を使う日本語にぴったりの細さだったのです。その後も各メーカーによって、実用的で安価なシャープペンシルの開発が続けられ、1965年ごろになると、キャラクターがデザインされたものや、おもちゃのようなものなど、いろいろなシャープペンシルが登場して中高生を中心にどんどん人気を集めていきました。そして、1980年代になると100円のシャープペンシルが発売され大ヒット商品となりました。さらに、多くの人に使われるようになって、シャープペンシルは、文具の定番としての地位を確立しています。

 


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