L01F カーネルの修正
前回の続き
端末を再起動すると再びEnforcingモードになってしまうので
常時Permissiveモードにならんのかと調べてたら
ココに書いてあった。
at the kernel command line (during early device bring-up):
androidboot.selinux=permissive
androidboot.selinux=disabled
androidboot.selinux=enforcing
要はカーネルのコマンドラインに上記の記載のどれかをすればよいらしい。
androidboot.selinux=permissive
を書いておけばpermissiveモードで起動しますよってことかぁ。
ちなみに、androidboot.selinux=disabled を書くとSELinuxが無効になるわけね
てなわけで、コマンドラインを下記のように修正
cmdline="console=ttyHSL0,115200,n8 androidboot.hardware=g2 user_debug=31 msm_rtb.filter=0x0 mdss_mdp.panel=1:dsi:0:qcom,mdss_dsi_g2_jdi_cmd androidboot.selinux=permissive"
修正して、L01Fに放り込むとちゃんとpermissiveモードで起動してきた。
ヤレヤレですな。他人様にビルドしてもらったカーネルを使えば、こんなことに気づかなかったのかもしれないが
自前でビルドすると、いろんな壁にぶち当たるもんだ
まあ、間違ったことによって、覚えていくんだけどね・・・
L01FのKKカーネルのビルド方法
仕事が忙しくて、なかなか更新できなくて・・・
個人的に仕事も忙しいし、問題時にサポートもする余裕もないので、L01FのKKカーネルは非公開、非配布としていることはご勘弁を・・・
しかし、L01FのKKカーネルのリクエストが多いので、ビルドの仕方を書いておきます。
ビルドに必要な環境
Linux64bitマシン 32bitは不可 ubuntuとかMintとか・・・実機でも仮想でも
# gcc, gpp, cpp, c++, g++, lzma, lzop, xterm, ia32-libs 適宜インストール
必要なもの
toolchain
https://android.googlesource.com/platform/prebuilts/gcc/linux-x86/arm/arm-eabi-4.7 あたりで大丈夫かと
カーネルソース
https://www.lg.com/global/support/opensource/opensourceList?types=ALL&search=d802 から
LG-D802(G2)_Android_KK_D802_Kernel (v20b, v20d)のソースをダウンロード
ramdisk
このあたりから
https://github.com/dorimanx/LG-G2-D802-Ramdisk.git
root-ramdiskがいいかも・・・後でroot再取得しなくてもよくなる
mkbootimg mkbootfs dtbTool
公式のソースには含まれてないのでカスタムカーネルのソースから引っ張ってくる