ddコマンド
壊れたHDDからデータを取り出すときによく使うのがLinuxのddコマンドです。
ddコマンドはファイルのコピーと変換を行うことができるので、HDDのイメージを取り出したりすることに使用できます。
取り出したイメージをマウントすることによって、破損したHDDに過度の負荷をかけることなく、データを回収することも可能となります。
ddコマンドはファイルシステムを問わないのでWindowsであろうとMacであろうとLinuxだろうと何でもイメージファイルを作ることができます。またデバイスファイルなど特殊なファイルもバックアップ可能となっていますので、インストールしたOSのイメージを保存しておけば、それを戻すだけで故障が発生した時に瞬時に復旧できることになります。バックアップしたイメージを復元する場合には、同じスペックのドライブが必要となります。吸い出すイメージには空き容量も含まれますので、100GB のパーティションのイメージは100GBとなります。